144時間目を読みました

普通に書きます。アイコンは雑兵の修行場さん、ほしのはてさんの素材をはてなキーワード経由で利用させていただいてます。ありがとうございます。基本的に他のサイトさんの感想なり、元のお話を読まれていることを前提で書いてますので、肝となる要素をスルーしてたりみたいなことがあります。わたくしのサイトの感想だけ読む、って人はほぼ確実にいないと言い切れるのでこれでいいかな、と思いまして。前置きながー。

ネギ・パーティのうごき、っていうかあらすじみたいの?

幻想空間を作り出しネギ・パーティを苦しめた張本人は意外や意外、魔法先生のひとり、弐集院の娘であった。父を思っての行動に責めるに責められない明日菜たち。気勢をそがれたネギ・パーティ。ネギの待つ監獄に向かって進む彼女らの前にあらわれたのは高畑。臨戦態勢を整えるネギ・パーティだが、高畑はすべての責任を負う覚悟で彼女らを見過ごすのだった。そしてなんとか監獄を抜け出したネギと感動の再開を果たしたネギ・パーティであった。

感想とかもろもろ

ひとくぎりついたなー、という回でした。安心して、というか心安らかに読み進めましたです。最近はなんか裏読みしたくなっちゃって困るというか。こういうのもいいですねー。
のっけからハルナ、明日菜のハイテンション組、夕映、のどか、千雨のツッコミ組、古菲木乃香のボケ組のコントラストが美しくてグッときました(笑)いや、木乃香はボケてないんですが、シチュエーションと表情があってないところがボケっぽくて。
ここで面白かったのが古菲のセリフで、絶対絶命の危機も渋滞で時間に遅れた程度の言い回しで表現しちゃってるところがツボでした。あと「ほにゃー」ってどういう恫喝やねん、と(笑)多分この人、わかってやってるんでしょうけど。古菲は強さを求めてる人なんですが、求道者っぽくないってのが味ですよねー。彼女にとっては格闘技は手段に過ぎないんだろうなあ。最終的にどうなりたいのか、ってとこに興味を持ちました。
最近どんどん重要度を高めてるゆえっちは今回は分析役。カモに対する「迂闊ですよ」は散々イジられまくった麻帆良祭2日目の意趣返しみたいで面白かったです。気合の入り方はメンバー中随一なので、直接の関連はないと思いますけど、ホント成長したなあ、と思える1コマですね。
高畑に会う前に千雨と他のメンバーのやりとりがあるのですが、これもまた興味深い。千雨の問いかけによって、微妙に違うメンバーにモチベーションが確認されたのはこれから読み進めるにあたっても重要かな、と。木乃香のそれがイマイチ読みきれないので個別には書くのやめますが(笑)、言葉すら不要の古菲の握りこぶしがたまらんものがあります。あと、このページ、ちゃんとコントラストがきいてていいですね、紙面でみててほんと気持ちよい感じがしました。この辺の千雨の立ち位置は「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンを連想してしまって、妙に感慨深いものがあります。打倒超のカギはやっぱ彼女なのかな、なんて。
で、高畑登場なんですが、なんか物語の都合に合わせているというか作者の分身みたいな立ち位置になってる感じがしちゃって、なんといっていいやら。かっこよすぎてアカンですよ。表情だけでの明日菜とのやりとりもいいですね。木乃香の表情が一番ツボですけど(笑)図書館探検部のときもそうでしたが、この人はこういうとこに居合わせる運命なんですね。
で、ネギとパーティの感動の再会に至るわけですが、この場面も個性がでてていいですよね。このバカ、心配かけちゃって!の明日菜、ネギせんせーののどか、ネギくんかわえーわー木乃香元気アルか、ネギ坊主古菲先生よかったですねゆえっちいえーい、来たよ(これはちょっとおかしいかも)のハルナ、それぞれがそれぞれの思いをぶつけていて、見ててほほえましくなります。千雨の素直じゃないとこもまた…(笑)
このあたりのネギが主軸から離脱するイベントは「ラブひな」の景太郎アメリカ留学に相当するものなのかなーなんて思ってたんですが、ちょっと違うみたいですね。パーティの面々を素直に仲間だと認められるようになったのは成長なんでけど。これからもちょくちょくあるのかも。ネギは主役の座を外れても面白いのは面白かったですから。
次回はお休みですが、やっとこさ山の部分に入りそうなので、また楽しませてくれそうです。